= 第5回目(6月号)=

もしもしおっぱい110番〜part1
〜質問コーナー


A1:近頃そういう赤ちゃんが非常に多くなってきました。それはまずいお乳が原因のことが多いのです。
今、飽食時代と言われている中で、お母さんたちがカロリーの高い脂っこいものや、甘すぎるものをたくさん摂りすぎているために血液が濁り、お乳が濁っている為にお乳がまずくなってしまうのです。
そのため、量は出ているのに赤ちゃんは飲まないのです。赤ちゃんは臭覚、味覚に非常に敏感です。
もう臭いでまずいお乳は飲んでくれません。
寝たふりをするか、無理にふくませようとしても泣き叫んで手で押しやってしまいます。
この場合には、ほとんどまずいお乳のことが多いので、お母さんがあっさりした食事に変えることによって、おいしいお乳になるとちゃんと飲んでくれます。
また近くにおっぱいのマッサージをしてくれるとこがあったら、そこに行ってまずいお乳を全部出してしまい、大掃除をすることにより、おいしいお乳を出すことができます。
私たちはこのようなお乳をよく「溜り乳の腐り乳」という表現をしています。

A2:乳首を噛むのはまずいお乳の場合です。
これは歯が生えていない赤ちゃんでも生えている赤ちゃんでも同じです。
まずいお乳の場合には、まずいお乳が出ている腺に歯を当てたりして、その腺から出ないようにして飲むので、歯が生えている場合は、乳首に傷がついたりして痛い思いをしますが、この場合、中に溜まっている「溜まり乳の腐り乳」を出してしまったり、お母さんの食生活をあっさりした食事に変えていいお乳にすれば噛まなくなりますし、傷もよくなります。

A3:お乳が張らないと出てこないと勘違いしていることが多いようです。
いいお乳は張らなくてもいいのです。 赤ちゃんが吸いついてくれて、その刺激が脊髄から脳下垂体に伝わり、ホルモンが出て血液からおっぱいが作られておっぱいが出る、という射乳現象が起こる仕組みになっています。ふわふわとマシュマロみたいに軟らかく軽い方がいい状態なのです。
張った乳は「溜まり乳の腐れ乳」が多いわけです。本当にいい乳は、張っていないお乳です。それを誤解なさらないでください。
張ってなくても赤ちゃんが泣いたら飲ませ、泣いたら飲ませを繰り返していると、必ずおっぱいは出る仕組みになっています。


>次のページへ