■ 断乳・赤ちゃんの自立の第一歩 ■

へのへのもへじ
みはるのあのびっくりした顔
後ずさりして発した小さな怒りの声
いとおしくて いまだに忘れられない

今にして思えば
おっぱいが出ないと泣いたことも
おっぱいがひっこんでしまいそうな心ない言葉も
最初の頃の夜中の授乳のつらさも
うそのようである

なつかしさと共に思い出される
少しは私もたくましくなったのでしょうか?…

おっぱいを含まれる度にかわいさが増してくる
その度に自分も少しずつ
母親らしくなっていけるような気がした
ミルクで育てていたらこんな愛情が自分の中で
芽生えていただろうかと思う

小さな顔をみつめながら…
小さな手をなでながら…
小さな命が自分の体とつながっている
あの素晴らしい実感!
おっぱい バンザイ!

陣痛のお産の苦しさは早忘れて
再びこのおっぱいを赤ちゃんに含ませたいと思うのだから
我ながら女とは 母とは
不思議で したたかなものだと思う

みはるを母乳で育てたということは
私の母親という立場の しっかりした基礎になったと思う
この基礎があればゆらぐことなく
子どもを愛して私自身を支えてゆける

(作・細迫たまみ)

◆ 断乳できる条件 ◆

@ 二本足歩行していること
A 離乳食がほぼ完了していること(大人と同じ物を食べられていること、量は少量でもかまわないが硬さが問題)
B 母親の乳房に何らトラブルがなく良質の母乳が出ていること
C 母親が心身共に健康で問題がないこと
D 児が心身共に健康で問題がないこと

 


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