1981年に私は、人間が人間のお乳を飲まなくなる中で、小児科には腎臓病の子供やアレルギーの子供が増加し、
硬いものが噛めない子供達、あごが小さくなって歯が全部きちんと生えない子供、
また登校拒否や家庭内暴力の増加など、色々な問題が噴き出してきたので、
このままでは日本はおかしくなっていくという危機感を感じたために、17年間勤めていた国立病院を退職し、
痛まず必ず母乳が出る桶谷式乳房管理法の認定を取り、「母乳育児コンサルタント」を開業致しました。
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(手技中の写真) |
1985年に東京大学病院小児科教授の小林登先生が「日本母乳哺育学会」を立ち上げられ、
1991年には「日本母乳の会」(山之内逸郎先生→橋本武夫先生)が発足されました。
日本では1980年代頃から、桶谷そとみ助産婦が開発された、
痛まず必ず出る桶谷式乳房管理法の認定を受けて、全国各地で母乳相談室を開業する助産師が増えてきました。
悩める母と子の母乳育児の支援活動を精力的にやってきて現在全国に430人の認定者が活動しています。
また、桶谷式以外でも色々な技術で母乳育児支援している助産師も増えてきています。
このような活動は世界的にも類を見ない画期的な支援活動だと思います。
それでもなぜ、母乳率が45%台から上がらないのか?
その問題点の解決が今後の課題です。